明治新政府による海堡建設

8.近代要塞建設の先駆け

第二海堡完成当初の写真
明治40年(1907)に撮影された第二海堡
米国立公文書館(NARA)所蔵

日本の伝統技術に西欧の最先端技術を融合。
海堡は近代要塞建設の先駆けとなった

東京湾要塞は、首都東京および横須賀軍港を防禦するために東京湾口部に建設された砲台群です。
この建設は、明治 13 年(1880 年)、観音崎第二砲台の建設着工に始まり、続いて、観音崎第一砲台が建設に着工。そして翌年の明治 14 年(1881)に最初の第一海堡の建設が開始されました。
さらに、陸軍は当時の大砲の有効射程距離を前提として、約 2.6km の等間隔で富津岬と観音崎の間に二つの海堡を増設することを決定しました。

これらの砲台や海堡は、日本の伝統技術を基盤として、西欧の最先端技術を取り入れ、近代要塞砲台建設の先駆けとなりました。